
梅干しやレモン、グレープフルーツ、オレンジなどの柑橘類の
すっぱさの基となっているのが有機酸のひとつクエン酸です。
①疲労回復作用
クエン酸は、体の中ではクエン酸回路という体を動かすメカニズムに
関わっています。私たちは生命の維持や活動のために必要なエネルギーを
食べ物から作り出していますが、クエン酸は、体内で食べ物を分解し、
エネルギーを生み出すための代謝過程、クエン酸回路を順調に回転させる
ためには不可欠です。
クエン酸回路が活発に動いていればエネルギーがどんどん作り出され、
私たちは元気いっぱいの状態です。
ところが、疲労やストレスがあるとクエン酸回路の働きが落ちてきます。
そこで、クエン酸を補給すると短時間でクエン酸回路が活発に動きだし、
疲労回復につながります。
②抗酸化作用
クエン酸は、体内に入ったミネラルをかにのはさみのような形で包み込み、
体に吸収しやすい形に変え吸収を助けます(キレート作用)。
さらに、老化や動脈硬化、心筋梗塞、がんなどの原因となる活性酸素の
増加を防ぎます。
③殺菌効果
クエン酸は、殺菌・除菌効果に優れています。
おにぎりやお弁当の中に梅干しを入れると良い、というのは梅干しに
含まれているクエン酸が腐敗菌の増殖を抑える効果があるためです。
また、生活の中では、キッチン、浴室、トイレ用品などにも利用されています。

食物繊維には水に溶ける 「水溶性食物繊維」 と水に溶けない
「不溶性食物繊維」 があります。それぞれ体内での働きが違いますが、
梅干しには両方がバランスよく含まれています。
①水溶性食物繊維の効果
水溶性食物繊維は、胃で膨らみ粘性があるため胃内での停滞時間が長く、
腹もちが良くなるため肥満を防止します。
血液中のコレステロールの吸収抑制、排泄を促進します。
グルコースの吸収をゆるやかにし、血糖値の上昇を抑えます。
腸では腸内発酵し、phを保ち腸内環境を改善するため大腸がんの
予防になります。
②不溶性食物繊維の効果
不溶性食物繊維は繊維質の硬さから咀嚼回数が増え、唾液、胃液を
分泌し満足感が得られます。
腸内では便をやわらかくしかさを増やすことで、腸の動きを活発にし
排便を促進、便秘予防・改善になります。

①高血圧の予防・改善
カリウムは、ナトリウムととも細胞内外の浸透圧のバランスを一定に
保つ働きをしています。ナトリウムが細胞内液に入ってくると、細胞外液の
カリウムも一緒にとりこまれて余分なナトリウムを細胞外へ排出させる
仕組みです。
もし、ナトリウムの摂りすぎやカリウムの摂取不足により体内のバランスが
乱れると、細胞内のナトリウム濃度が上昇し、その能度を薄めるために
水分が多くなります。その結果、細胞が膨張、血管を圧迫し高血圧を
まねきます。
腎臓では、ナトリウムの再吸収を抑制し尿としてナトリウムを排泄させたり、
直接末梢血管を拡張して血圧を下げる働きをします。
②筋肉の働きを促進
カリウムは、ナトリウムやカリウムとともに神経伝達や筋肉の機能を
正常に保つ働きをしています。
カリウムが不足すると神経の機能がうまくいかなくなり、手足のしびれ、
けいれん、むくみなどが起こります。また、筋肉の収縮・弛緩がうまく
いかなくなり、脱力感や無気力感を感じます。
心臓の筋肉では、不整脈や心臓発作を引き起こします。
腸内では、腸の動きが低下し便秘になることがあります。
③老廃物の排泄
腎臓の余分な老廃物を尿に排泄する働きをしています。
④腎機能障害のある方は過剰摂取に注意!
腎機能が低下している場合は、排泄機能が働かないのでカリウムが
体内にたまってしまい、高カリウム血症を起こしてしまいます。
高カリウム血症になると胸やけや吐き気、口のまわり・手足のしびれ、
脱力感、心臓では不整脈や頻脈の症状が現れます

梅干し作りには欠かせない食塩は、体内ではナトリウムとして働いています。
①体液の濃度と血圧の維持
カリウムとともに細胞内外のバランスを一定に保つ働きをしています。
現代では摂りすぎが問題となっています。
ナトリウムの摂りすぎにより体内バランスが崩れた結果、血圧が上昇します。
②筋肉の働きを促進
カリウムとともに神経伝達や筋肉を正常に保つ働きをしています。
(カリウムの項参照)
③消化液の分泌を促進
胃や腸での消化液の分泌を促進し、消化吸収を助けます。
④体液のphバランスを調節
人間の体液は常に弱アルカリ性に保たれています。
ナトリウムはカリウムやマグネシウム、カルシウムとともにphを一定に
保つ働きをしています。
①疲労回復
はちみつの主な成分は糖分です。砂糖が体内で分解されたブドウ糖と
果糖がほとんどなので、体内で吸収されてすぐにエネルギーに変わります。
勉強や仕事への集中力が高まるとともに、スポーツ時や病後などの
栄養補給に最適です。
また、はちみつの糖分は体内で処理できる分以上は吸収されず、
血液中の糖分の濃度を一定にする働きがあり、肥満や高血糖の予防に
なります。
②貧血予防
はちみつに多く含まれる鉄、葉酸は貧血予防に効果があります。
③殺菌作用
はちみつの糖分は、細菌内部の水分を減少させ繁殖を抑える働きが
あります。また、グルコン酸は殺菌作用があり、やけどやすり傷、
のどの炎症、湿疹、口内炎などの改善に効果があります。
④消化吸収を高める
はちみつに含まれるジアスターゼという酵素は消化吸収を高め、胃もたれ、
胸やけの予防、改善に効果があります。
⑤神経機能の維持
コリンという脂質は脳や神経組織、細胞膜を構成しています。
コリンは神経伝達物質、アセチルコリンのもととなる物質で神経機能の
維持に関わり、神経衰弱、更年期障害を予防する効果があります。
⑥美肌、老化防止
コリンは皮膚細胞の再生、活性化にも重要な働きをしています。
新陳代謝を活発にし、老廃物をためこまない働きをするので、美肌、
老化防止になります。

しそ梅の鮮やかな色を引き出しているのは漬ける時に使われる
赤じそです。しそには青じそと赤じそがありますが、青じそ赤じそともに
ビタミン、ミネラル類を豊富に含んでいます。
①抗菌・防腐効果
赤じその香り成分シソアルデヒドには抗菌・防腐効果があり、食中毒の
予防になります。また、食欲を増進させ、胃液の分泌を促し、胃腸の調子を
整えます。
②貧血予防
しそは鉄分と鉄の吸収を高めるビタミンCを含んでいるので、貧血予防に
効果があります。
③アレルギー予防、改善
しそは体内では合成できない必須脂肪酸のひとつα-リノレン酸を
含んでいます。α-リノレン酸は、摂りすぎるとアレルギー症状を起こす
リノール酸に対抗し、アレルギー体質を改善、アレルギー症状を
緩和します。最近では、健康食品として花粉症予防、改善に!と
赤ジソジュースが販売されています。
④動脈硬化、がんの予防
α-リノレン酸は体内ではDHAやEPAに変わり、血中コレステロールを
減らし、動脈硬化、がんの予防などに効果があります。
⑤抗酸化作用
赤じその色を表すのはシソニンという成分です。
シソニンは抗酸化作用を持ち、細胞を活性化し老化を防止する、
免疫力を高める効果があります。